2024-02-05

細胞たちを統制する意識として

自分の斜め上、後頭部近くにある旋毛から2mほどのところから、この人間を見下ろしている。

この体を動かして40年を過ぎたが、実に多くのシーンを目撃してきた。

正確には、目撃してきたのではなく、「コレ」を構成する一つ一つの細胞を統制してきら。

コレを動かすことで、放り込まれしまたこ世界ゲームをこなしてきた。

全ては因果である

こちらの動きと対になる反応を世界側が示す。

何もしないこともまたこちらの動きである

ゼロ発見した人に感心してしまった。

時間が進むにつれてエントロピーが増大し続ける中で、同じペースでエントロピーを増大させないことは、意図を持った行動としてむしろ悪目立ちする。

コレは放っておくと、分子ランダムな動きによるものか、予期しない行動を起こす。

そこで自分は行動を補正したり、上書きすることで、なんとか制御してきた。

コレが「予感」だと認識している現象は、こちらが俯瞰しながら先手を打つことで生じる。

コレが「意識」だと認識している感覚は、こちらの意思なのだ

誰がゲームを作ったのか?

それは私だ。

私がこの世界を描画している。

君はそれをプレイしている。

アレを動かすことで。

分子細胞に、細胞個人に、個人集団に、

群の性質挙動をいくつかのレイヤー抽象化しておきゲーム難易度は高まった。

個の特性は見えないほどに小さくなるが、あるところでそれが全体に影響を及ぼす。

このシステムでは、いくつかの単位消失が起こる。

分子が失われる、細胞が失われる、個人破壊され、集団ランダムに壊滅することがある。

君の次の一手はなんだ?

個人破壊を超えたとして、君の意識集団の壊滅にどう向き合う?

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