高級品、通常品、普及品、みたいなイメージで「松竹梅」とかいい、概ね一番よいものを松、次を竹、普及品を梅としているが、既にこれは逆転している気がする。
これからは逆転し、お手軽に買える普及品を松、他の人とは違うものを求めるちょっといい奴を竹、滅多に手に入らない高級品を梅とするべきではないだろうか。
松は育ちが早く、あまり土地が肥えてない場所や過酷な環境でも育つ。
一方で、目が詰まっていない、脂の問題がある、柔らかい。
ということで安価な木材の代名詞であろう。
パイン材という奴である。ある程度の面積があれば、持続可能な形で「松畑」が成立しており、カナダなどで大規模に生産されている。この中で最も安価なのは間違い無い。
次に竹である。竹は材質としては特殊な加工が必要なため、出回るとそれなりに高級ではある。
実は自生する場所というのは世界的には僅かな面積である。
一方で、適した土地では大繁殖することで山を荒らしてしまって問題になっている。竹が密集した土地というのは、土砂災害に弱いのだ。厄介者扱いされていることも多い。
しかし、早く育つという事や、材料の特性から、サスティナビリな材料として注目を集めたりもしている。
最後に梅である。まずこの3つの中で実がなるのは梅だけであり、経済的には効果が高い。
さらに梅の木は凄く成長が遅い。桃栗三年柿八年と聞いたことがあるだろうか?あれには続きがあり「梅は酸い酸い十三年 」と続くのだ。(地域により若干異なる)
現代では継木の技術があることや、苗の状態で手に入ることから、かなり短縮はされているけれども、成長が遅いのである。
そして材木としての価値は、この中では圧倒的である。いわゆる「銘木」という扱いで流通し、そのうっすらと赤みを帯びた木目から、工芸品や美術品などに利用される。
いや勉強になりました、ありがとうございます
横ですが、私も勉強になりました
お二人のおかげで、今日という日は無駄ではなかったのだと思うことができました。ありがとうございました。 これで明日の土曜出勤を乗り切れそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/松竹梅 … もともとは中国の「歳寒三友」が日本に伝わったものである。 (中略) 松・竹・梅を3種類の等級名として使うことがある。 松を最上級とし、次いで...
https://dime.jp/genre/1138405/ 桃栗三年柿八年 柚子の大馬鹿十八年 桃栗三年柿八年 梨の馬鹿目が十八年 桃栗三年柿八年 梅は酸い酸い十三年 梨はゆるゆる十五年 柚子の大馬鹿十八年 みかんの...
続きには果物の登場が多かったのですが、食べ物以外のものも登場します。例えば、夫婦について語るユニークなものもあります。 桃栗三年柿八年 女房の不作は六十年 亭主の不作はこ...
日本ってあんまり松の実食べないよね