これは結構世代の問題と言ってもいいと思うんだけど、20年ぐらい前でもAirの映画は見てファンだけど、他は見てないなんて中高生が普通にいたんだよなぁ。
今ならなおさらそのようになるし、秋葉原の現在なんてちゃんと見てない人はもっといると思う。
今秋葉原を歩いても昔のようにオタク文化と文化のハブという意識はあまり生まれない。むしろ目的のものを購入して帰る場所になっていたりする。
つまり、今見ているメディアとオタク文化とがちゃんとつながってない人はもっと広範に普通にいるので、例えばすずめの戸締りをオタク的だと言われて全く分からない世代が相手だと思わないと、話が通じないんだよなぁ。
TwitterやPixvだって、もう古い世代のSNSだと思ってないと、むしろそこに紛れてくる新しい世代はまだ話が通じるぐらいのレベルだと感じたりする。
で、フェミニズムが難癖をつけたと誤解する話はもっと単純で、若い人の文化に口を出す人を、そういう人だと認定する流れがすでにできているんだろう。
こっちは意外ともっと深刻で、若い人と話して、女性関係の話だけでなく、人権関連の批判をもフェミニズムみたいな揶揄をするのをちょこちょこ見かけて、まるで昔のPTAだとか風紀委員のような扱いが垣間見えたりする。
オタク的な話だけではなく、なんだよね。これが。
わかっている若い人ばかりと話して、若い人を分かっている気分になっていると、とんでもない誤解が生じるので、結構注意した方がいいと、おじさんは感じております。