ちょっと前に読んだ女性向けの心理ホラーマンガ、駄作だったなと思い返す
自分の幼い娘の友達の女の子が子供を狙った犯罪で殺されてしまう
主人公は「一つ間違えば自分の娘だったかもしれない」「私はこの子さえ無事に育ってくれればそれで」と繰り返す
その町では母親達の見回り活動などが盛んで、子供たちにとって良い町にと積極的に声かけ見守り活動を行なっている
自分の子も他人の子も皆町の子として守っていこう そんなスローガンを掲げている
主人公も賛同し活動に加わるが、その母親たちのボランティアグループは度を超えた監視活動と犯罪スレスレの防犯対策を行っていた
最後に主人公は、見守り会に対して否定的なヤンママの娘を餌にしてロリコン男を逮捕させる…
でエンド
娘の友人が殺されたことで、自分の娘ももしかしたら、と考えた主人公
見守り活動に参画した初期の頃に、ヤンママの娘が一人でいることを危険だと声かけした主人公
そんな主人公が他人の娘が傷つくのを平気で囮にするのに違和感がモヤモヤ
町の子供として守っていこうという見守り会のスローガンと、それらしく振る舞ってた人たちが、
実際に起こった犯罪事件にあんなヤンママの子だから、とヒソヒソ
そんな組織体制に疑問も持たずに活動を続けるのも、なにか辻褄が合わない感じがする
身勝手で恐ろしい母親達の集団心理、みたいな怖さを狙ったストーリーなんだろうけど
いまいち繋がりが悪く読後感も悪かった