自分もよくこのことは考える。
まず考えるにサイド7への強襲によりガンダムの開発チームが壊滅的な打撃を受けてしまったということだ。
ガンダムの開発は地球で行われていたのではなくサイド7で行われていた。
しかしザクによるサイド内からの攻撃に施設は破壊され人的な被害は甚だしく、
またサイド7から退避する際の機密情報隠滅のスーパーナパームにより焼かれ、
そのためガンダムという機体の開発・量産化自体が頓挫してしまった。
では、なぜジムの量産はできたのか?
ジム→ガンダムの順番であったという新事実(?)を俺は採用している。
テム・レイ博士を中心とした連邦のMS開発計画はまず早期にザクに対抗できるMSを量産化することと
一部の突出して戦果を上げる機体が存在する事実に対しての対策をとることを課題とした。
ルウム戦役等でみられた、たった一機で複数の戦艦を撃沈するなどといった極端なスコアである。
これはすなわち一部の突出した優秀な機体やパイロットが戦場の勝敗を左右するということの証明である解釈され、
そのことがザクを凌駕するものとして開発されたジムよりも更に優れた機体への要求を高めた。
そのことがガンダムの開発計画、V作戦の発動を決定するものとなったのだ。
テム・レイ博士はジムの量産化を優先しつつ、並行してガンダムの開発を行ったものと思われる。
ジムの量産は主にジャブローで行われ、ガンダムの開発はサイド7で行わえれたものと考える。
さて、このような事実があるにも関わらず、なぜガンダム(ガンキャノン・ガンタンク)のほうがジムより先に開発されたと誤認されているか?
であるが、それは制式化された順番が前後してしまったという単純な理由であると思われる。
それぞれRX-76、77、78、79と番号が割り振られるわけであるが、
これは開発順ではなく単に否応なく実戦に配備されることになってしまったガンダムを先に制式化したという後付けの形式的なものである。
またジオンから見ても初めて遭遇した連邦のMSがガンダムだったわけで、ゆえにガンダムが連邦が開発した初のモビルスーツということになってしまったのである。