2022-08-28

フェミ子ののろけに気づかなかった

彼の車でドライブデートしたという話を聞いたのは数年前のことだ。

フェミ子は免許取らないの?」

当時の私の野暮なツッコミである

というのはフェミ子は行動的で前向きにチャレンジする人だからだ。さらにいえば、アウトドアでも街歩きでも地理感覚は鋭く運転適性が低いとも思われない。交際の経緯もフェミからアプローチし、デート段取りフェミ子。支払い事情は知らんがまあフェミ子の性格からいえば割り勘だろう。彼氏はどちらかと言うとおとなしいぼんやり君で、フェミ子が連れ回している感がある。彼氏君もフェミ子にベタ惚れだからやれやれ感を醸しつつも嬉々として後をついていく。

そんなわけで2人のドライブデートといえばフェミ子が運転するか、交代で運転していそうな先入観がその頃の私にはあったのだ。

  

フェミ子との付き合いも長くなり徐々に分かってきたことだが、フェミ子意外とベタ恋愛観が好き。それは結婚式とかその辺のアレでだいたいわかった。

あの頃フェミ子は「彼の運転する車の助手席に座る自分」というシチュエーションが嬉しかったのだ。

運転免許証を取得してしまうと信仰上の理由フェミ子が運転せざるを得なくなる。特別席に座るのは彼君の方である。「彼に運転してもらってドライブデート」の機会が永遠に失われてしまう。「フェミ子は免許取らないの?」に対して普段彼女しからぬ何か歯切れの悪い弁明をしていたのはこういうことだったのだ。フェミだって一回ぐらい姫ポジやってみたい。

ところがフェミニズム(ネトフェミ思想)信奉者として古典的恋愛表現に苦言を呈してきた立場上、整合性に悩むところがあったのだろう。めんどくせーな。

  

だがフェミ子よ、不粋な質問を投げてすまんかったな。

このような返しをするから私には恋バナを言いにくかったんだな。

なんかいろいろすまん。式に呼んでくれてありがとう

おわり。

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