でも、振られたときのリスクを考えると、なかなか告白ってできないじゃないですか。
いきなり告白しないで関係性を作れって話もありますけど、どっちにしても「 何かを得るためには同等の代価が必要になる。 それが恋愛における等価交換の原則だ」みたいなところってありますよね。
でも、思ったんです。
世の中には全然話したこともないのに、ワンチャン一か八か告白にトライする人間も一定数いるじゃないですか。
ということはですよ。
世の中には全然話したこともないのに、ワンチャン一か八か告白をトライされる人間も一定数いるはずなんですよ!
告白されたことなんか一度もない僕からしたら理解の埒外ですけどね。
理屈からすると、それは確実にこの世界に現存するはずなんですよ。
そう考えるとですよ。
いや、恐ろしいことなんですけどね……。
世の中には「ほとんど絡みのない片想いの相手から逆告白された人間」ってのも、ひょっとしたら存在しているんじゃないかって。
そんな恐ろしいことに気づいちゃったんですよ。
いやー、まさかとは思うんですよ。
まさかまさか、そんなエルリック兄弟も機械鎧捨てて逃げ出すような人間がこの世に現存するなんて信じがたいとは思うんですけどね。
でも、ひょっとしたらいるかもしれない。
いたら怖いなー、と思っちゃんたんですね。
だって、もしそんなエドとアルが最終巻でようやく到達したような真理を知ってしまったらヤバいじゃないですか。
このままずっと片想いを続けていけば、いつか突然、向こうから告白してきてくれる可能性があるって恐ろしいことですよ。
もう僕はその可能性だけで、これから1万年と2000年先まで独りぼっちでも生きていけます。
だから、皆さんにお願いです。
もしも皆さんの中に、自分は好きな人から逆告白されたことがあるという人がいらっしゃったら……。
それは確かに「或る」のだと、僕に教えて欲しいのです。