弟妹(と義弟義妹)達はいつも金ない金ないと言っているが、私や夫の倍以上の収入がある。そしてそれを湯水のごとくに遣うので、見た感じ裕福そうだ。
一方、私と夫は二人で弟ひとり分にも収入は満たないけれど、しかし特別生活苦というほどでもなく、二人の子供を育てている。そんな様子を見て私の両親は、実は貧乏のふりをして夫の収入があり得んくらいに高いのではないか、あるいは株でも転がしているのか、はたまた宝くじを当てたんじゃないかとゲスの勘繰りをするのだが、そんなことはない。ただ日々の仕事を粛々と勤め子供達を育てているだけなのが我が家だ。
弟妹達が無理だと言って手も着けなかった事を、私と夫は当たり前の如くにやってのけている。
思えば、子供の頃からずっとそんな感じで、弟妹達がすぐに出来ない・わかんないといって投げ出した事を私は黙々とやっていた。私はきょうだいの中で唯一のガリ勉だ。
勉強は沢山したけれど、様々な不運不幸が重なって、それが仕事と収入には繋がらなかったけど、なにかにつけ地道にコツコツとやりがちであるという性格は、人生がちょっと王道から外れることはあっても地獄に落ちる事を防ぐには役に立つようだ。
夫との関係においても、性格がぴったりと合う訳ではないがすぐ癇癪を起こさずにほどほど付き合っていけている。お互いにほどほどに寛容だと思う。子供達に対してもそうだ。
弟妹達は昔から人嫌いという訳でもないのに容易く人間関係をスパスパと切るし、それ以前に相手に100%を求めるので結果誰も選べないということになりがちだ。私と夫の地味暮らしを面と向かってせせら笑うくらいで、こうなるくらいなら結婚もましてや子育てなんて真っ平ごめんなのだろう。
高学歴高収入の人たちほど子供を持つという記事を読んだ。家庭の維持や子育てにはお金が不可欠なのは言うまでもないけれど、高学歴高収入になるような人達の気質も、そういう生活を選択して生きるのに有利なんじゃないかと思う。
そんなにお金持ちじゃなくても子供を育てているのは、我が家だけではない。ただ、少ないとは思うけれど。子育てをしていると子供繋がりで多くの子育て中の人達と出会うけれども、辛抱強いという点では共通していそうだなと思う。私の弟妹達みたいに嫌になったらすぐ投げ出すような人は、多くないように見える。時には不平不満を漏らしつつも、なんだかんだやり遂げる、そういう人達なのではないだろうか。