2021-11-03

急に思い出した、初めての賃貸探しの思い出

10年くらい前、実家は勤務先から1時間半くらいだったのだが

もっと近くに引っ越したいと思ったり、一人暮らしへのあこがれもあったりで、

社会人2年目になって一度も実家を出たことのなかった23才の僕は初めての一人暮らしに挑戦しようと思っていた。

初めてだから勝手が分からないもの

賃貸サイト希望条件を入れると、わんさかと出てくる出てくる魅力的な部屋たち。

もっと良い条件でも出てくるの?もっとしぼっても出ちゃうの?」と、当時ダミー物件などは知らない僕は、厳選を重ねた。

池袋から30分圏内。築10年以内でバストイレ別のフローリング張りが必須条件。6万円以内で。

今思えば、そんな優良物件ダミーなのだが、

そんなことも知らない僕は

希望した物件のありかは和光市なのに事務所池袋にあるという仲介屋で紹介を受けることになった。たしかCMをやっていて誰でも聞いたことがある系の紹介屋だったと思う。

「今はネットで全国どこの情報も見つかるので、池袋からどの場所物件もご紹介できますよ」と言われたことを「確かにそうかも?」と思ったことを

そして「じゃあなんで池袋?」と少し不思議に思ったことを覚えている。(その仲介屋はチェーンで、全国どこにでもあったので、最寄りの店でない意味が分からなかった)

時間指定され、仲介業者の事務所につく。

待合席のような場所で15分ほど待たされた後、希望物件プリントアウトしたものを改めて渡される。

「いや…この情報を見てきたんだから、渡す必要ある?」と思ったし「予約してるんだから、これくらいさっと出せないかなあ?」と思ったりした。

そこから時間ぐらい待たされるのだが、経験のない僕は「まぁ、忙しいんだろうな」と辛抱強く待ち続けた。

そして、長く待たされようやっと人が対応してくれる。

開口一番、プリントアウトした物件は人気物件につき無くなってしまった、と言われる。

「でも、他をお探ししますので希望をお聞かせ貰えますか?」とネット入力電話でも伝えていた希望の条件をここでもヒアリングされる。

理不尽を少し感じながらも全て伝え終わると

「あのねえ、そんな都合のいい物件ないよ!」と少しキレられる。

今思えば、僕も「無い」と思う条件だった。

しか純粋だった僕は、

その後代案をいくつか見せられたが希望条件から大きく異なり

検索したら出てきたのに、そして、来いと言われたから来たのに、全然希望通りじゃないんですけど」的なことをたどたどしく抗議したと思う。

しかし…「ないものはないんだよ!」と帰らされた。

こうして、初めての賃貸探しは

ダミー物件につられて池袋まで足を運んで1時間以上も待たされた挙句、何もせず帰らされるという散々な結果に終わった。

今でも、10年経っても、このシステムは変わっていない。

ネット情報は全てダミー物件だろうなという心づもりで、

どうせ「それはもう決まってしまいました」と言われる前提で(実際、ほぼほぼそう言われる)紹介屋へ向かうようにはなったが…。

そもそも、このクソシステムなくならんかなあ。

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