2021-10-12

勉強しに来てるんだったら帰って」というプロ意識世界

"「勉強になりました」→仕事で「勉強になりました」は言うな"

"「勉強になりました」→勉強しに来てるんだったら帰って"

これなんですが、

勉強の場じゃねえ(学生気分の言葉)。学生の遊びじゃないんだから仕事をやってるんだ」

という意味なのだろう。ある種のプロ意識としては正しいのかもしれない。

しかし、あくまである場所でのプロ意識だったりする。

ティーチングケースで、学びながら給料をもらい、経験を積むケースというのは世の中で山ほどある。

自分の居た、十年一昔どころか、一年一昔(半年一昔かも)という業界世界に生きていたころは、仕事も遊びも全て勉強に結び付けないと、生き残れれない業界だった。

そういう業界世代人間にとっては、「仕事勉強になりましたは言うな。仕事はお前の勉強じゃない。仕事に集中しろ」と言われると、

「なに言ってるんだ? 老害か?」

と反応してしまう。

知らない情報毎日雨後の筍のようにでてくるのが現在世界である。そこに追いつくためには、仕事中にも遊び中にも、勉強をし続けなければもう追いつけない世界に生きてしまっている。

残念ながら、部族的な衝突である

どちらもプロ世界としては正しいのだろうと思う。

ただし、いまの若い人は、特に、遊びも仕事も、全て結びつけて勉強しないと生き残れない世代なので、その辺は加味してほしい。

勉強になりました」→ありがとうございます、ぐらいの意味だと思う。

しかし、とある集団においては「勉強仕事ではない。学生気分の甘ったれ」という意味に取られるんだろう。

勉強しに来てるんだったら帰って」vs「勉強しないやつは。仕事ができない。仕事中も遊びも全て勉強しろ

って世界の衝突であると思っている。

勉強って言葉学生時代のセリフ自分仕事に集中しろ。お前を鍛えるために仕事があるんじゃねえんだ」

勉強しろ馬鹿野郎仕事もすべて勉強だ。進歩しなければ生き延びられねえんだ。お前がカスなのは勉強が足りねえんだ」

という2つの世界観の衝突である

若い世代は、どちらかと言うと後者世界に生きているので、「勉強になります」という言葉は、そういう生き方を強いられてる世代だということを考えてみるといいのかもしれない。

  • 二度と関わり合いになりたくない人間と縁を切るときの社交辞令にマジになっちゃってどうするの

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