2021-09-22

ネタを書く漫才師ネタを書かない(書けない)漫才師問題とかってあるんだけど、

セルフイメージとして俺は書けないほうの漫才師

なんかさ中学とか高校の頃って、

モテたいとかケンカ最強になりたいとか、(勉強とか運動とかで)一番になりたいとかの同列にクラスで一番面白いやつになりたいって欲求があるじゃない?

俺はその欲求に従ってひたすら笑い王になるべく皆んなを笑わしてたんだよ。

もちろん中学生の笑いだから文字通り子供騙しで裸になるとかそんなやつな。

でも努力甲斐があって、中1ではクラスで一番面白いやつ。中2では学年で一番面白いやつ。中3では学校で一番面白いやつとステップアップを果たしたいった。

ああ、誤解される前に書いておくと、おもろいおもろいと人気者だったけど、もちろんメチャクチャ嫌われてもいたよ。

それはそれとして、みんなオモロいといってくれてた。

でもさ、やっぱり満足できないんだよな。

ネタ面白いわけではないんだよ。いや、フリートークとかも出来るし、増田くんなんか面白い話してよと言われて5分後にはオチ爆笑でぴったり授業の開始時間とか出来たよ。でもそういうことじゃない。

結局、俺のはただパフォーマンスなんだよな。

ネタ面白いわけではない。

なんでそんな劣等感を持っていたかと言うと

同学年にネタができる奴らがいた。

中学生なのになんでか漫才をやるコンビがいたんだ。

そいつらがメチャクチャ面白いんよ。

いや爆笑の度合いでいけば俺の方が笑いをとる。

だって中学相手から

文化祭でそのコンビと出し物でガチンコ対決みたいになったときも俺の方が笑いをとっていたと思うし、

幼馴染のヤッちゃん増田くんの方が面白いと言ってくれた。

でも違うんだよ。笑いの意味が違うんだ。

それがなあ中学ときは通じるやつが周りにいなくてつらかった。

わかってるのは俺とその漫才師ネタ書いてるやつだけなんだよ。

俺の方が上だよな?

そんな風にやつのはいつも無言で俺に語ってた。

俺はお笑い王になりたかったのになれなかった。

その反動から高校では陰キャラになってアニメばかり見るようになったんだけどそれは別の話。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん