トイレ掃除なんて誰もしたくない。
老人ホームのスタッフだって好きで死にかけの老人が出す消化不良の汚物を綺麗にしてなんていない。
BIが導入され、人が生存と文化のために単純労働を行う義務から解放された世界を夢見る人たちがいる。
だがその世界では誰がトイレでラバーカップ片手に他人のウンチと格闘する仕事をするのだろうか。
「BIで配る金の量が生活するのに足りなければ」という想定は聞いていない。
それはまだBIとは呼べない。
BIとは健康で文化的な最低限度の生活を送るのに必要なだけの財産を国が全国民に支給する世界で始めて言うのだ。
まあ確かに、フードスタンプ等の配給制度と組み合わせることによる「臭い飯、臭い寝床、臭い服、遅いインターネット、狂った隣人、etc……」を許容するならばという前提で最低限度の生活を送るのに支障がない程度でもBIは成立する。
だがその生活を脱するためにトイレ掃除をかって出る人たちが続出するような世界が本当に誰もが健康で文化的な最低限度の生活を遅れている世界と言えるのだろうか?
生まれつき親が金持ちであるというだけでそういったことをせずに贅沢に暮らせる人種がいて、生まれつき親が貧乏で自分が病気持ちというだけで真っ当な生活を送るために無数の条件を突きつけられる人がいる。
そんな世界でいいのだろうか?
答えはもう見えただろう。
相続権と財産の貯蓄に関する権利を全人類が剥奪されること、それが平等への第一歩だ。
全自動ウォシュレットみたいな装置できるんじゃない。きつい仕事全部なくなるかって言われると疑問だけど、「きつい仕事は減らないので~」から理論を立てるのは危険な気がする
ええこと気がつくやん。つまり、ベーカムはインフレを招くという俺の認識を肯定してくれるよね?
・まずトイレの利用が有料になる(小便器100円、個室500円) ・トイレ清掃の仕事が時給3000円くらいになる
ビルメンの給与がそのベーシックインカムより高くなるってことじゃん