ルックバックが話題になった勢いで全巻買って一気読みした(初見)
・コミックスを紙で久々に買ったけどなんか紙の質感変わったかな〜?って思った。とくに表紙。
・バカな男の子がだんだんバカをやれなくなって曇ってく部分に少年漫画の王道を感じた。ハリウッド映画的でもある。個人的には全編を通してキングスマンのにおいを感じた。
・サンタクロース編が一番読み応えがあった。地獄の描写はおそらくこのマンガでしか読めなかっただろう。
・マンガとしてははちゃめちゃに面白いけど、話は全然理詰めでないなという気がした。伏線やデザインが物語としての整合性をとくに求めておらず、ふわっとしている感じだった。ジョジョやワンピースやハンターハンターで育った世代としてはその部分が非ジャンプ的に思えるし、それゆえに評判を知らないで読んでいたらジャンプで覇権争いするマンガとは思わなかっただろう(漫画としての面白さとジャンプの覇権というのは違うので)。
・漫画で読んでてもよくわからんみたいなところはアニメでうまく描写されてよくなるのかもしれん。じつは鬼滅も呪術もそういうノリがあって、集英社的には荒削りでも連載させて、ウケたらハイクオリティなアニメ化をして火をつけるというのを狙ってるのだろうか。もしかしたら進撃の巨人を逃したことの反省で、最近はそうしたモデルを採用しているのかもしれない。