小山田圭吾の例の記事を1990年代にリアルタイムで読んでた。
渋谷系ってべつに全然メジャーじゃなくて特に自分の住んでた田舎(茨城)では中学とか高校のクラスで聴いてるのはひとりいるかどうか。掲載誌のロッキンオンジャパンなんかも街の一番大きい本屋で2冊とかの扱い。普通の書店にはなかった。クイックジャパンなんて地元で売ってるの見たことなかった。
小山田の記事も自分以外に読んでいる人なんていないと思っていたし、ネットもなかったから誰かと語り合うこともなく「へ~ばかだな」くらいの感じだった。
オリパラがらみでこんなに大きな話題になったことに正直かなり動揺している。
ふと思い浮かんだのがSNSが炎上するバカッター騒ぎのことだ。友人だけが見ると思っていたSNSにちょっとイキって載せた動画が自分に興味がないはずの他人にまで広まって世界中から非難される。全世界に公開されていることは頭でわかっていても有名じゃない自分のSNSなんて誰も見ないと思ってたのに…。
小山田の今回の件も時代を超えたバカッター騒ぎだなと考えて初めてバカッター当事者の気持ちがふんわりわかった気がしてぞっとした。
中村佑介が「中学生の時に漫画村を観ていたことが、就職活動の時に最終面接であばかれるような」って書いていたのがすごくしっくりきた。