今まで自分がやってきたことを後追いで全検証されている。これはありがたいことなのかもしれない。
しかし、誤っていた箇所の指摘や改善策の助言はない。検証経過をひたすら管理職へ報告し、今後の処遇まで進言する姿があるのみ。
どうも「信じられていない」らしい。
同じ組織内で同じことを二度も繰り返すのは無駄だ。だから、この業務はお任せできないか、と尋ねた。
そうしたら「もう知らない。仕事を放棄するなら自分の口から管理職へ言え」と怒られた。
放棄するとは言っていない。信じてもらえないこと(間違いを犯して検証作業を発生させるかもしれないこと)をあえて続け、またの検証作業で組織のリソースを二重消費する必要はないとは言った。今後もリチェックするなら専用に体制を組むべきである。
そこで、はたと気づいた。
「仕事への真摯な姿勢がない」とか「勤務態度が悪い」とか「社会の一員としての責任感に欠ける」とか「冷静な大人としての我慢を欠く」とか「仕事として金をもらうことの意味を勘違いしている」とか「ここにきている意味がわかっていない」とか「ここは学校ではない」とか「責任の丸投げ責任転嫁は言語道断」とか「職責とは何か思い直せ」とも言い換えられる。
「金をもらって仕事を任せてもらっているのだから、(間違いがないに越したことはないが)責任を自覚して待っているお客様のために全力で一生懸命に取り組み続けなければならない。誰かに迷惑をかけてはいけない。誰かを助ける側になって責任を全うしなければならない。これは仕事なのだから」と。
にしても、こちらへは何も伝えず全部を背負い込んで管理職へ報告し進言し続ける、というのも組織力を欠くとしか…
(その考え自体が責任転嫁だと言われればそうなのかもしれない…)
※
最終は「信用できない人間へ任せられる業務はない」と告げられた。告知と解任は管理職も承諾しているという。
検証結果は、これまで自分がやってきたことすべてが「大半において間違っており、正解であるものもすべて及第点には達していない」という。「だからやり直して客や組織に迷惑をかけないようにしている。お前のためではない。これがおれの仕事だ」とも。
勤め先自体をクビになったわけではない(異動した)が、とても居づらい。