2021-03-09

シンエヴァ人間讃歌だ

シンエヴァを見た後の感想です

設定の考察とかはありません

テレビから劇場版コミックも見てます

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第3村あたりでは鬱状態シンジとトウジや委員長ケンスケとの対比から、いい加減子供のままじゃなく大人になれっていう喝入れのメッセージかと思ったね

もういい年だろ、そろそろエヴァから離れて自分人生を歩めみたいな

カーク船長(役の)「自分人生を持て。あれはただのテレビ番組だ」

のような

違った

これはそのままでも受入れてくれる

誰かが見てくれている

守ってくれていることを伝えたいのだ

世話焼きおばちゃん達がしきりにアヤナミを気にかけていて分かりやすいが、人と繫がり助け、助けられる、関わり合っている

旧劇では感じられなかった暖かいメッセージ性がある

決して押し付けがましくないよう、でも分かりやすく人と関わっていくことが人生だと発露したかったんじゃないか

「まだエヴァ見に来てるの?早く大人になりなよ。」 

みたいなメッセージを受け取ってしまった人がいたことは他人事ながら悲しいというか悔しいというか無念である

「あー、君は分からなかったんだ。」

というネガマウントではなく、本当に惜しいというかこの人間っていいよね感を。

分かれとは言わない、でもいいと思ってる人も、実際にいい人も君の周りにいる、出てくるんだと伝わってほしい。

きっと庵野はそういう人にこそ人はいいよと伝えたくて

描かれたままを素直に受け止めてほしかった

シンジは切り捨てられたように見えて、皆から気をかけられ、陰日向なく意識を向けられている。

でも意識を向けられているのはスクリーンを見ている自分も同じで

1人ずつ大小、山谷、深浅あれど1人でやれてきた奴はいなくて必ず人と関わってきた

そんなやつ誰もいなかった!

という声を、25年前の自分はあげていた

そこで死んでればそのとおりだったかもしれないが

死ぬでもなく生きてしまヘば誰かに支えられてきたことにバカでも気づく

庵野も大変な思いをして、のりこえてテレなく作品にすることができたんじゃないか勝手に思う

シンエヴァ物語としての決着をつけつつ

ずっとエヴァを追ってきた人へも

自分のためにも作りきったのが新劇場版

さらば、全てのエヴァンゲリオン

ありがとう庵野

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