性差別が存在する民族や社会が大多数なのはなぜかというと、そうでないものが滅んだからだと思っている。
過去どこかに男女平等な社会があったのかもしれないがそれは継承されず現代に残っていない。
定住社会より前の男にどんな役割や価値があったかわからないけど、定住社会ではそれが無くなった。
一方で女の価値は変わらなかった。レヴィ=ストロースの「女の交換」などでは女の価値が示される。女は再生産できるからだ。これは定住社会でも変わらない。
でも男は要らない。
出生時男女比がほぼ1対1なのは進化生物学的な理由があるのだろう。おそらくはその比率が生き残るのに有利だった。
定住社会への遷移がゆっくりとしたものだったら、出生時比率で女児の割合が高くなるように人類は進化したのかもしれない。
男が要らない、男の市場価値が無い社会で一定程度の男性差別が起こったのではないか。
そしてそれは当時の人類にとって不都合なことで、対応できない社会は滅んだ。
今の先進国同様出生率が2未満に下がった状態から持ち上げることが出来ずに滅んだんじゃない? 人口が減り続ける社会は当然維持できないからな。 なぜ今先進国がその課題に再び挑戦...