この1年、個人的にずっと考えていたけど、意外に見聞きしなかった観点だなと思ったので書いてみる。
日本は災害に慣れすぎているのがCOVID19に対しての政府、国民の動きとして表れていると感じた。
災害の場合、ピークは発生した瞬間にあり、誰のせいでもなく、あきらめるしかなく、事後対応として復興を頑張るしかない。
これ以上悪くなりようがないから、少しくらい判断が遅くてもこれ以上大きな数字で人が死ぬことは少なくて、リスク評価をする必要がない。
どちらかというと多少動きが遅くてもいいからじっくり考えてからの中長期的なプラスが求められる。
戦争以外の有事の対応としてそれがデフォルトになってるから、最初から政府の動きとして災害復興かのような対処ばかり。
しかし今回は違った。災害で言うなら、まだ本震真っ只中(緊急事態宣言前後は前震だろう)、台風は上陸中なのに身を守ることなくすでに復興策を始めている。
災害直後のような迅速な判断がこの一年常に求められているし、リスクの評価、判断を誤れば今から人が死ぬ(死に続けている)。
普段チャリティやボランティアをしない人間が震災の時だけ被災地ボランティアや募金するかのように、急に「経済を動かさないと!」といってGoToしてみたりする。
こういうのが根底にあるから、いろんな動きに一理あるし理解をする人もいるけどどこか素っ頓狂なんだと思う。
国、自治体、身の回りのみんな、いまいち話がかみ合わないのはこういうことなんだろうなーと思いつつ一年経ってしまった。
まだ本震は続いているのに。
今の与党って災害対策とかしたことありましたっけ