米大統領選候補のバイデン氏には認知症疑惑を持ち上げるメディアもあり、77歳という年齢をもって任務執行能力を不安視する声もある。
トランプ氏の74歳という年齢も大差ないだろうというのは置いておいて。
バイデン氏は自身の認知症疑惑や高齢のことについて自覚がないと思うだろうか?
否、彼は十分に自覚している。
敵だけでなく仲間も含めて彼が長くは大統領の職を続けられないだろうと考えていることを。
それどころか、彼は自身が任期途中で引きずりおろされると予期した上で今回の選挙に臨んでいる。
覚悟を決めている。
バイデン氏は途中で自らが散る前提でカマラ・ハリス氏を副大統領候補に指名した。
ヒラリー・クリントン氏の出馬の結果を見れば分かる通り、正攻法では決して女性は米大統領に選ばれない。
彼は自らが犠牲になることで制度の裏を突き、副大統領を大統領に昇格させることで女性大統領を誕生させる道を選んだのだ。
バイデン氏の精神は自己を犠牲にしてでもリベラルの信念を貫き通す潔いものだ。
アメリカ人やん?