元の増田を書いたものです。こんなネットの片隅の独り言に反応があってちょっと嬉しいです。
で、教えてもらった前作を読んでみたんだけど、確かに、あれはミノリさんの物語だね。
「『チェイサーゲーム』のプロデューサー編は完全に悪の負荷として描いていてこの後の倍返しに繋がる展開というか手法ですからね。『例の漫画』はどちらかというと『映像研』的な覚悟と信頼の物語だと私は思いました。
https://twitter.com/PIROSHI_CC2/status/1316677343117602818
この評価が正しいと思う。
第1話においては、カナメ社長によるミノリさんへの信頼とミノリさんによる自己承認の物語。
で、第2話においては、カナメ社長によるチヒロさんへの信頼とチヒロさんによる自己発見(途上)の物語。ミノリさんはどちらかというと読者視点だけど、ある種のバランサーでもあって、また、チヒロさんから刺激を受けて発奮するという三者間コミュニケーションの一員ともなっている。
そんな風に思うよ、僕は。
あと、チヒロさんがどういう人かって話だけど、自負もすごいけど、他者から評価されたい人でもあるんだと思うよ。「自分で自分を評価するから他者の評価はどうでもいい」ってタイプじゃ全然ない。ある種の生真面目も相まって、「他者から求められたい。他者の求めに応えたい」というタイプ。だから、チヒロさんはカナメ社長に「お前の望みはなんなんだ」と思ってた。
カナメ社長に言わせれば、「見たこともない景色を見せてくれ」ということであり、「見たこともない景色ってなんだ」と言われてもそれ以上答えようがない。だって、見たこともないんだから。ただ、完全に突き放しもせず、「欲しかったら助け船だすけど?(でも、要らないでしょ?)」という態度。この辺が信頼だよね。
で、チヒロさんはカナメ社長の真意をそこまでわかってないんだけど、じゃあなんで、それでも頑張ったのって、いうのは、負けず嫌い=難しい課題ほど燃える、という性格なんですよ。「わたしたちにできないことをやって欲しいとうのが要求だ」と言われ、「よし、やってやろうじゃん」って思ったわけですよ。そこに山があるから挑戦したいんですよ。
「例の漫画」とは→https://twitter.com/TTetsunatsu/status/1316340906170089473 またはhttps://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1608523 「わたしなんでも描けるので」 チヒロさんのこのセリフて、能力に対する...
anond:20201015225915 こちら。 あれがチヒロさん(美大生)の物語だという分析があったので気になって書いてみた。 自分の考えではそれは違う。視点はミノリさん(もう一人の社員)から常に描...
こっちでも書いたんだけど https://anond.hatelabo.jp/20201016133252 あの漫画は音楽担当のミノリさんが癒されるための話なのでそこに感情移入できないとダメなのよ もう一つの解としては ミ...
元の増田を書いたものです。こんなネットの片隅の独り言に反応があってちょっと嬉しいです。 自分にない視点で勉強になりました。 で、教えてもらった前作を読んでみたんだけど、...
単純に『宇崎ちゃんは・・・』的な、 『だから、その言い方ァ!!!』 て話だとおもうがな、過剰に反応しとる層は
自分の過去の経験を踏まえて発言していた人が多いイメージ。 思い出話している人多かったし。〇〇と言われてつらかった的な。 イラストとは限らず、SEとかそっち系の人も含んでいた...
anond:20201017220749 の感想 : 一旦全部目を通してから再度考えてみたけど作者の意図としては「チヒロさんの物語」であってた。どうも誤読っぽいので前の増田(https://anond.hatelabo.jp/2020101613325...
お、長文の返事がきた。なんかうれしいね、こういうの。 メインテーマと感情移入先 なるほど、確かにそこなのかもしれない。 ミノリさんに感情移入するということ 『3人でゲーム...
元の増田を書いた者です。 自分にない視点ですごい勉強になった。いろいろ思うところあるけど、一晩寝かせて、明日、書くわ。