ライブに行ったこともなければ最近のCDを買ってすらいないが、というかレンタルばかりで過去のCDだって1枚も持っていないが人生の節目にはいつもMr.Childrenがいた。
高校時代テスト明けに無性に聞きたくなりアルバムをTSUTAYAで小遣いがなくなるほど借りた。『innocent world』を大声で歌ったらスッキリした。6月の物憂げな雨に打たれて愛に満ちた季節を思って歌うよってJ-POPの歌詞のなかで最も美しいフレーズだと思った。
専門学校時代ニコニコ動画で馬鹿みたいにキスをしながら唾を吐けが流行った。いろんなCPで観た。『掌』無くして推しCPのイメソンは語れなかった。夢見てるから儚くて探すから見つからなくて欲しがるから手に入んなくて途方に暮れる畳み掛けるキラーワードに心を惹かれた。絶対私の推しCPのこと言ってると思った。
恋愛に憧れた季節は『抱きしめたい』を聞いた。こんな恋愛がしたいと思った。当時好きだった人にねだって歌ってもらったこともあった。掠れた声で聞くもしも君が泣きたいくらいに傷つき肩を落とすときには誰よりも素敵な笑顔を探しに行こうは私の心を桜井さんよりもときめかせた。
転職活動でハローワークに通っていたときは全曲シャッフルしたiTunesから不意に『終わりなき旅』が流れた。不採用が続き心が折れて毎日泣いていたときに聞いた高ければ高い壁のほうが登ったとき気持ちいいもんなまだ限界だなんて認めちゃいないさは心底心に染みた。今でも挫けそうなときは終わりなき旅を選んでいる。
最近は1日のエンディングテーマとして『Tomorrow never knows』を口ずさむ。これまで過ぎていった日々を懐かしく思いながら心のまま僕は行くのさ誰も知ることのない明日へ。
私の心と人生に彩りをありがとうMr.Children