2020-09-15

昔の話

私はもう老人である。新型コロナ死ぬかも知れないので、その前に年金を貰いたい。死ぬ前に昔の話を少ししよう。

小学校の頃、イジメられた。田舎の同じ集落大字)に一つ年上の男の子がいて、そいつとその取り巻きに、ズボンパンツを下げられて、チンコを見られ、立たせろと言われたが立たなかった。一緒に同じ年男の子イジメられて、私のチンコその男の子の尻の穴に入れろと言われた。しかし立たないので挿入は無理だった。入らないなら、ケツにチンコを当ててそのまま小便をしろと言われて小便をした。

そのイジメっ子の家はお父さんがいなくて、お母さんも何をしているのかよく分からなかった。学校などで交通事故の話をよく聞いたので、お父さんは交通事故で亡くなったのかと勝手に思っていたが、大人はその話をするとはぐらかす。お母さんは美人だった。

その集落には大きな古い屋敷があって、地方の有力者が住んでいた。なんでも江戸時代には庄屋をしていた家らしい。屋敷江戸時代に建てられたもので、県の重要文化財化なにかそんなもの指定されているという話だった。家の主人は県庁で働いていて、課長だか部長だかなにか偉い地位にいたと後で知った。子供会なんかでは「奥様から」という名目お菓子などが振る舞われたが、名前のないただの奥様というのが、その有力者の奥様ということらしい。

どうやらイジメっ子はその有力者の家の妾の子だったようだ。それも県庁で働いている当代の主人ではなく、その上の代のお祖父ちゃんの妾らしい。お祖父ちゃんは車の運転が出来ないので、屋敷の近くに妾を置いていたのだろう。庶民も車を持ち始めた時代だが、お祖父ちゃん世代では運転できない人も多かった。田舎の有力者の妾の子では性格も歪むというものだ。有力者のお祖父ちゃんが生きている間はそれなりの庇護もあろうが、死んだらただの厄介者になる。

不思議なことにその有力者は、県には影響力があって、農地改革とか農業用水とかで地元に便宜を図ってくれたが、町には影響力が少なかったようだ。町長町議たちは新興勢力建設業者で、古い庄屋の影響を受けなかった。

特にオチはない。

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