よく読んでみると、女が「私は嘘を吐きました」と言ったわけじゃなくて、裁判所が「性行為の後2人で観光してるから虚偽」と認定したらしい。
客観的に見て当然の判断だろうけど、私は「性行為強要の後に始まる不倫関係」を経験したことがある。今となっては黒歴史だ。
ある日、残業で最後の一人になった日に上司に会議室に呼ばれて強姦された。抵抗もしたが、殺されるよりと思いそこまで命がけの抵抗ではなかった。
誰にも言えず、上司は権力があり皆に慕われていたので、大事にしたくなかった。翌日何食わぬ顔で「昨日は素晴らしかった」と言われ、プレゼントをされた。
その後仲間内で飲み会があり、その時に泥酔してしまい全く記憶がないまま、ホテルに連れ込まれ関係を持ってしまった。
その後上司にご馳走やプレゼントを度々され、少しずつ恋愛感情を持っていき、合意の不倫関係になった。観光も勿論した。恋人として付き合えば、上司は優しかった。
馬鹿だったと、上司の奥さんにしてみれば自分も加害者だと思う。バレないかといつも怯えていた。幸いバレる前に一身上の都合で転職し、自然消滅した。
聞いた話、レイプの被害者が加害者に恋愛感情を持ってしまうのは意外とあるらしい。その方が自分の心が楽になるから、と。ストックホルム症候群のようなものだったのかもしれない。
今でも悔やんでいる。私が訴えなかったせいで、上司が他の女性をまた新たに強姦するのではないかと。上司には娘がいたし、性的虐待の可能性もある。
今回嘘をついたとされる女性も、もしかしたら初めは本当に性行為を強要されたのではないかと思えてならない。真相はわからないけど。