2020-06-19

吾輩はホモである彼氏はまだない。

それを自覚して認めたのはそう最近のことではない。

また、現代於いてSNSで同志を見つけることは難しくない。

から彼氏ができないことに悩むことはあれど、「LGBT当事者からよく聞く「自分おかしいのではないかと悩む」という声に共感できないでいる。

周りと違って特別であることを好む性格が幸いしたのかもしれない。

周りには積極的公言することはないが必死に隠しているわけでもないので、そこまで生きづらくもない。

私が好意を抱いている友人の男の子がいる。

彼には自分ホモであることを言っているし、好意もふんわり伝えたことがある。向こうがそれに気づいているか別にして。

その彼が今日椅子に座る私の膝の上に座ってきたのだ。

彼の椅子占領していたのは私なので、友達同士ならまあ普通のじゃれ合いだろう。多分。

間違いなく幸せ時間だった。本当に幸せ時間だった。

こっちがホモだと知った上でそういうことを普通にしてくる彼に感謝すればいいのか戸惑えばいいのかわからないが、今回は置いておこう。

席を離れてそのしばらく後、股間違和感を感じた。

濡れていた。

具体的に言うと、先っぽから粘度のある液体が少量だが出ていたのだ。

私はそのことに割とショックを受けていた。

自分が男が好きで、男に欲情することなんて今に始まったことではないにも関わらず。

それから今日一日、ショックを引きずりながら考えた。

私はこれまで「ホモであること」を精神的な世界で完結させていたのではないか

あるいは、これまでは能動的にしかホモであっ」ていなかったのではないか。(例えば夜のビデオ選びとか)

体がどうしようもなくホモであることを今日初めて受動的に実感したとしたら、このショックも理解できないこともない。

まり、これまでの私はホモであると同時に「ファッションホモ」だったのである

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