昨今のアニメやゲームはいわゆる"オタク"だけではなく、多くの人々に楽しまれるコンテンツになりました。SNS上でもその時々で流行する作品は違います。けれど「共有したい」という気持ちが大きいのか、流行っている作品ほどさらに多くの人が手を伸ばす傾向があり、いわゆる"旬ジャンル"が生まれます。そして、その旬ジャンルの作品名をSNSで検索にかければ、常にいろいろな人がその感想を呟いたり、二次創作を上げたりしています。私は、それらの感想や二次創作への反応を見て、思ったことがあります。
「あなたはSNS上で多くの人に拡散されているものが必ず"正解"であると思い込んではいませんか?」
「あなたは作品を読みながら、その内容を、メッセージ性を、"自分の頭"で理解しようとしましたか?」
本来、なんらかの作品に触れて抱く感想はひとりひとりで細かく違います。決して全員が同じ感想を抱くことはあり得ないのです。では、作品にどう向き合えばいいのか、作品をどう受け取ればいいのか。
「SNS上にある他の人の意見を参考にする」どうしてもわからない部分があったのならそれもいいでしょう。けれどその前に「作品とよく向き合い、自分の頭で理解しようとする」こと、これをしましたか?
正直言って、旬ジャンルにおいて多くの人に拡散されている感想や二次創作は、本当に作品と向き合った上で書かれた(描かれた)ものなのか?と感じるものが多いです。もちろん、その作品にどのくらい熱心に情熱を捧げるかは個人の自由です。私のような理解することにこだわり過ぎている人間が"オタク"と呼ばれてしまうのでしょう。けれど、その作品を、キャラクター をあなたが「好きだ」と言うのなら。今一度、二次創作やネット上の感想を漁る前に「作品そのもの」とよーく向き合ってみてください。
他でもない"あなた"が作品と向き合ってそこから受け取ったメッセージ。それはあなたの経験や考え方から生まれた掛け替えのないものです。そしてきっと、同じように真剣に作品と向き合った人の中には、貴方が受け取ったメッセージに共感してくれる人が必ずいます。そうした経験がきっともっと作品を好きにさせてくれます。
自分の考え方を持てば、他人と違ったり、多数派の意見と食い違ってしまったりすることもあるでしょう。"みんな"と感想を揃える必要はありません。かと言って、自分と違う感想を排除する必要もありません。共有することも楽しいですが、考え方の違いから新しい気づきを得ることもきっと楽しいです。
うんち
正直言って、旬ジャンルにおいて多くの人に拡散されている感想や二次創作は、本当に作品と向き合った上で書かれた(描かれた)ものなのか?と感じるものが多いです。 根拠が「自分...