ある時、増田アースで世界規模の疫病が流行した。
増田らしく主に排泄物を介して感染する疫病であるが、
おならによる空気感染も確認されるほど感染力が高かった。
一部の国は抑え込みに成功し、一部の国はノーガードを選択した。
大部分の国は抑え込もうとして果たせず、中途半端な状態に四苦八苦した。
先に疫病を克服した国家群は、安心して貿易できる相手国を増やすために、
自分と同じ解決方法を他国に勧め、支援を行った。
抑え込みに成功した国が支援できる相手は規模の問題から小国が多く、
世界の要所を抑えつつ、初期の抑え込みに成功した数国が枢軸となっていた。
ノーガードを選択した国々の立ち直りは遅かったが、
勧誘する相手国には事欠かなかった。
ただし、国内で多くの犠牲を出したため、政策で家族を失った人などに
怨嗟が渦巻いており、一枚岩とは言い難かった。
2つの方針の違いは2つの世界的な同盟を生み、
両者はワクチン開発や人材交流、密入国などの問題で対立を深めていった。
ついに清浄国の同盟は通告する。
「我が同盟に感染国が地上戦を仕掛けた場合、生物兵器による攻撃とみなし、相応の反撃をおこなう」と
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