いま仕事が忙しくて、なんか悲しい気分だなと思ってたら昔のこと思い出がよみがえってきた。
博士取って数年高専で働いて、地方の零細大学の教員になって今に至る。
就職で縁もゆかりもない高専に行ったのは、受かったのがそこしかなかったから。着任した当初は感動したよ、こんな僕が先生やっていいのかってね。
幸い少数だが良い学生に出会うことができたし、愉快な同僚にも恵まれた。
辞めたのはなんかここは居場所じゃないなって、覚めた気分になったから。
やる気もなく教員がどうにかしてくれると思っている学生の補習があった。
暴力・暴走・飲酒・喫煙・窃盗・喧嘩の取り調べに明け暮れた。問題行動を引き起こす学生はもれなく複雑な家庭環境が原因ということを知った。
困ったタイトルのメールが来たときは、「どうか担任のクラスの学生じゃありませんように」と願いながら本文を読んだ。
隙あらば悪さをしようとする学生のけん制を期待されて見回りしながら寮に泊まり込んだり(6時間しか寝れないし次の日普通に授業なんだよね)。
土日は部活引率で学生がケガしないだろうかとヒヤヒヤしながらずっと緊張感を引きずった。
職場が都市から遠く離れて外界との疎外感を強く感じた。ペーパードライバーだったけれどドライブが趣味になった。
別に熱血でもなかったし、やってみても面白みを見つけることができなかった。
あるとき、毎日過ごす時間が転職のために過ごす時間になっていることに気づいた。
大学に移って、良くなったところはある。一応、学術的な専門家として尊重されるというのは嬉しい。
だけれども、人間の引き起こす厄介さというのはどこに行っても同じ。
ここではあまり根詰めず、気楽にやりたい。
私もいま博士3年で高専教員を目指して就活中なのでそのへん気になるなあ 元増田さんは高専出身なのかな?学生としてあの場を経験してから教員になるのと、いきなりああいう場にブチ...
僕は高専は教員として着任したのが初めての体験でした。 お、高専編入からの高専帰還志望学生ですか? 学生として高専を知ってれば、「そういう仕事」として受け入れられるかもし...
高専てそこらの自称進学校よりも俊英の集まりと聞いてたが、窃盗や暴行しちゃったりするのか… 宮廷その他難関国立への編入の実績があったり 幻影だったか
そういう優秀な人たちの集まる高専があるのも事実 一方で底辺の吹き溜まりみたいな高専があるのも事実 たぶん優秀な人たちは「うまくやる」から問題行動は表面化しないんじゃいかな