■絵師さんに表紙を頼んだ話 https://anond.hatelabo.jp/20190519061244
意見は不要ということだったが、同じく絵師(この呼名は個人的に好きではないのだが、記事側に合わせる)に依頼している小説書きなので、何度か依頼を通して至った考えをまとめておく。
チラシの裏ぐらいに思って欲しい。
イメージの摺り合わせが出来ていないなら、思ったものが上がらないのは当然だと思う。絵師は超能力者じゃない。
簡易でもいいので小説のプロットを出して『このシーンを描いてほしい』とか、文字コンテを出す等して『思い通りの絵を描いてもらう』努力は必要。
どんな背景が欲しいのかも含めて。いわゆる仕様書。
“しなくてはならない”ではなく、“すべき”こと。
あと、絵師のほうもラフの段階では手探り状態のはずなので、“事前にこちらのイメージを伝えている前提”だがリテイクを出しても良いと思う。
全ておまかせでお願いしているのなら、勿論文句は言えない。
女性向けは知り合いに、無償(献本が謝礼代わり)でお願いすることが多いが、正直費用を発生させたほうがお互いにかえってやりやすいのでは。
お金を掛けるのでよりイメージ通りになるように事前の依頼準備をするようになるし、ラフへの修正依頼も気持ち的にしやすくなる。
お金をもらうほうも賃金が発生する以上クオリティを意識しやすいし、馴れ合いになりにくい。
自分も『修正依頼をするのが申し訳ない』という性分で今でも同じ気持ちだが、思ったラフが来なくても事前の資料を共有しているのなら『自分の出したこの仕様はこういう意味だったのでこうしてくれませんか』と伝えられる。
修正依頼もダメ出しに受け取られそうで怖いというなら、相手のラフの良いところを添えたり、『あなたのこのイラストのこのイメージが最高だったので、取り入れてもらえてもらえたら嬉しいです』と伝えたりして、相手が受け入れやすい内容にすれば良いのではないか。
一方、「やっつけ感満載」の絵師に当たってしまったことは心底同情する。
私は相手に敬意を払うことが何より重要と思っている人間なので、相手には言わないが自分にも同様に接して欲しいと思う。
きっと、自分なら相手の見えないところで怒り散らしているだろう。