自分たちは、きっと毒親というものに、こんな事を期待してしまっているのだと思う。
「親は、自分たちを身体の一部のように大切に扱い、ただ認めて欲しい、成長を喜んで欲しい。」と。
しかし、残念な事に毒親と呼ばれる種族には、これら子を愛おしむ気持ちが、無いのだ。
ペットのように可愛く、お人形のように美しく、家畜のように立派に働く子を所有していたいのだ。
何も「子供を産み育てたい」などとも思わず、ただ結婚の事実の後にコンドームを使い忘れたのかも知れない。
もし自分がそうであれば、きっと望まれぬ子供を致し方なく育てているような気持ちにもなる。
「痛い思いして生んだのに!!!」
確か、「まるでその辺で拾ってきた子を育ててるみたい」と、ぼそっと言った直後である。
まるで彼らは、こんな宣言を受けたかのごとく、勘違い真っ只中の人生を生きてるようだ。
「私めをあなた様の子として生ませて頂けないでしょうか。誕生の暁には、期待に添えるよう最大限の努力を致しますので。」
・・・ああ、まるで胡散臭い営業の、心のこもっていない落とし言葉のようである。
しかし、生まれ育ったしまった自分は、残念な事に普通の人であり、普通に思春期を迎えるべきだったのだ。
これを平たい言葉では「虐待」とも言うようだが、自身の傷痕が示す虐待と、現実に使われる虐待という言葉では、あまりにも深さが違いすぎる。
この1年の間、自分は自分のことを自分で選び、ただひたすらに実行してきた。
まるで、それまで期待という名のものに選べなかった人生を、選び直し、生き直すように。
そして、ふとした瞬間に、思ってしまう。
ああ、自分の心の中にも誰も居なくて、彼らと同じ「わたしが!わたしが!!」と言ってる程度の人生であったと。
ツイ垢のプロフにACだの発達障害だの書いて雑な異性叩きしてるやつだこれ