彼女はまったく悪くない、運営に辟易したからというのが一番の理由…ではあるけど、運営に嫌気がさして見るのをやめてしまえるくらいには熱が落ち着いていたんだろうなー。
お金もまぁ、オタクじゃない人から見たら使ってる方だとは思うけど、周りの人の方がよっぽど使ってた。
ものすごーく好きだったころ(つまりお金と時間をかけてちょくちょく現場に行っていたころ、当社比で)は多少彼女もこちらを好きでいてくれたような気はしているけど。
舞台の上からレスされたこともあるしプレ着てくれたこともあるし接触で他の人より良い対応をしてくれたこともある。
のに、オタ卒した。
我ながら自分勝手だよな〜って思って今これを書いてる。
一時期、ほぼ毎週のように会っていたのに、もう彼女に会うことは一生ないんだなと思うと変な?妙な?気持ちになった。いや、会おうと思えば会えるけど、そうするつもりもないし、顔見知りのオタクに会うのも気まずいし。
長くて白くて綺麗で、たまに甘い匂いがした、彼女の手を握ることももうない。
サイン会でマッキーの黒がうつってしまっていたり、絆創膏が巻かれていたり、冬なのにずっと握手してるせいか温かかったり、何故か普段より柔らかい日があったり…
顔を見るのは恥ずかしいし、会話は覚えていたら心が死んでしまうので、思い出すのは手のことばかりだ。
自分に甘いところが可愛かった。
人に深入りしないから誰にでも優しくできるところにはなんとなく共感した。
ポテンシャルは高いのに、とにかくタイミングが悪くていまいち上に行ききれないのが歯がゆかった。
SNSで余計なことを言わないところが好きだった。
顔の美しさは言うまでもない。