ついこの間まで、ひきこもりは甘えだし甘やかす家族も環境も腹立つし何でこの状態を許してるんだろうと怒りに震えていた。
でも周囲の人と話し合って、私はひきこもりが羨ましくて妬んでるだけだなと結論した。
中学くらいから徐々に学校に行かなくなって、高校は進学したけどやめちゃって、そのまま家にいる。就職はしたことがない。
叔父夫婦も祖父母も裕福だから、従兄弟が働かなくても生きていくことはできる。本人も完全に部屋にいるとかじゃなくて、私の家と合同の家族旅行くらいならついてくる。高等遊民というのが正しいのかもしれない。
でもやっぱり働いてないし家族以外と交流がないから、たまに「いざとなったら増田ちゃん面倒みてね」みたいなオーラを出される。えっ。
ひきこもり本人は望んでなさそうだけど、実際いつかは親戚と呼べる人が私以外いなくなるわけだから、そうせざるを得ない日が来るのかもしれない。
あと従兄弟がひきこもりだから、祖父母は彼にお金をあげたくて、なんか遺産はあてにするな的なことを言われた。元々あてにはしてない。してないけどなんか、えっ。
この間、何故だかちょっと両親に「叔父さんちはお金があるから従兄弟がひきこもってても対処しない。お金があるからいけない。」みたいなことをちらっと言ってしまった。
そしたらなんかすごい怒られた。曰く、お前がそんなに冷たいことを言える人間とは思わなかった。恥ずかしい。困ってる人間にお金を与えるならまだ分かるが、金を取り上げろとは何だ。働くのは大変だが、働かないでいることでの劣等感だって相当なものだ。働かなければいけないと思いながらも働かない人の辛さを考えたことがあるか。その只中にいる人に向かってよくそんなことが言える。
恥じ入る気持ちはあるが、やっぱり金があるからひきこもれる人はいいなとしか思えなかったからだ。
私はいままあまあの激務の中にいるが、仕事を楽しいと思ったことは一度もないし、会社に行くのは辛いし、働くのは金のためだし、金があれば働きたくない。
だからただ生きている従兄弟が羨ましかったのだ。生活の心配をしなくていい彼が妬ましい。羨ましさの裏返しとして義憤のようなものを吹き上げていただけなのだ。
働かない、社会に参加しないことの閉塞感って、どれほど辛いものなんだろうか。働くよりずっと辛いんだろうか。
多分私は一生そんな辛さ知らずに生きていくけど。もしくは働く辛さの方に押しつぶされたまま死ぬけど。
よかったね
お前はお前の生き方をしろ 人のこと気にしすぎてそんな気持ちになって損だと思わないか?
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