2019-05-26

ぼくが会社を辞めた理由

 ブラック会社で3年ほど働いていた。その会社形式的に退社時間は決まってはいるが、働けるだけ働けという方針会社だった(だいたい朝9時半から12時くらいまで。徹夜休日出勤あり)。もちろん残業代なんてでない。ボーナスもでない。※求人情報にはボーナスあり、残業20時間と書いてある。社長は常に会社に残って仕事をしているので社員はみな帰り辛い環境であった。

 残業代がでないのはおそらく会社経営自体がうまくいってないということなんだろうが、タイムカードもないし、仮に過労死したとしても残業を長時間やっていたという証拠がない。社長と年に一度給料交渉をするが、社員がいったいどのくらい働いているのかも把握もせずに、何がわかるのだろうか(交渉して給料1~2万あげてもらうよりか残業代払ってもらったほうがはるかに良い)。

 1つ疑問があった。社員はなぜこの環境に何も不満を持たず受け入れているのだろうかという点。自分が置かれた環境おかしいことに気づかないのだろうか。客観的に見ておかしかった。それは効率性の面でも言えた。夜遅くまで残って仕事をし、寝る時間を削って仕事をしているため、明らかに仕事効率は落ちていた(そもそも睡眠時間3~4時間とかでやっていけるなら、ここにはいないと思うんだ)。

 年に一度の給料交渉の時、給料を断ってみた(ぼくが社長ならこうしてると思う)。今月から残業代を払いましょう。この給料から残業代をみんなに払ってください。残りは社長給料から払ってくださいと社長に言ってみたら、それはできないと言われた。なぜかを聞いたら、給料を貰わないで働かれると怖いからと言っていた。残業代も払わない人間がよくそんなことが言えたものだ。残業代を払わず社員に働かせるということは給料わずに働かれてるのと同じではないか。ぼくは給料なんかよりこの環境が嫌だったし、それに甘んじている人たちも嫌だった。

 だから、この会社を辞めた。

 

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