時の流れというやつか。
もともと歌唱力で売っていたわけでもなし、むしろ楽曲の素晴らしさを再認識できたわけだが。
Stay with me 気にしてるの?
1984年だとこれが妙手たりうるのか?
「他の誰かから人気のある私」を演出すれば自分から去ろうとする男を引き止めておけるのか?
他の女に惹かれている男からすれば、あ、お前もそういうことなら渡りに船っすわ……というふうになるんじゃない?
スキーに行くわ
頭の中でこしらえた 彼と一緒に
このころのスキーはかなりオシャレなアクティビティだったらしい。
新潟県湯沢町の観光統計( https://www.town.yuzawa.lg.jp/kanko/kankou/kankou_toukei.html )によれば
1979年→1984年のスキー客数は約150万人増加、シーズンが4ヶ月と考えると1日1万人以上の増加である。
東京(主人公の想定居住地)からスキーに行くには泊りがけの必要があった*。つまりスキーに行くとはそういうことだ。
全て雪のせいなのである。
他の男の影をチラつかせてヤキモチを妬かせる、そして自分の価値を高めさせるという一番やってはいけない駆け引き。
そしてサビで現れる
優しく叱ってよ
*当時はまだ1990年のガーラ湯沢開業前。そもそも上越新幹線は1984年時点では大宮以北の部分開業、関越自動車道も全線開通は1985年だった。