今のプロジェクトは非常にうまくいってる。
きっと彼の評価も今期はかなり高いだろう。
たぶん次はかなり苦しむことになると思う。
うまく言えないけどそんな気が。
なんでそう思うのか、理由を考えてみた。
彼は上に従う のが上手い。礼儀正しく顧客や上司に従う。後輩にはいかにも頼れる先輩といった風に振る舞う。昔ながらの縦社会での行動が板についている。
また元請け顧客もエンドユーザーも非常に良い。以前の大炎上プロジェクトから学んだのか、コミュニケーションコントロールが抜群に良い。プロジェクト管理の教科書にあるような正論が正論として実際にきちんと通る。
彼は上に誠実に勤勉に従うことだけで成果が出る。
同じ元請け顧客のプロジェクトをそこそこの数回ったが、かなりの長時間労働はもちろんパワハラ紛いのコミュニケーションもざらだった。
他のエンドユーザー直受け案件もかなり厳しかった。顧客も自社上司のモラハラもひどかった。
上に誠実に勤勉に従う、という彼の処世術が通用するのは 今の現場の他にはほぼないと思う。
初めて経験したリーダーで、仕事はうまくいき評価も高い。それを誇らしく思っているのが普段の言動が伝わる。
そんな彼に気づくたびに、ああ…と思いながら何も言わず流している。