増田にしろ、ブログにしろ、twitter にしろ、文章を書くのがうまい人がいる。
文章をうまい具合にまとめて物語のように書ける人とか、まとまってないのになぜか熱量を感じる文章とか、いい感じに余韻を残せる文章とかを、普通の人が普通に書けているのはなんでなんだろうか。
僕は昔から作文とか感想文の類が本当に苦手で、ぜんぜん筆が進まない少年だった。
少年が青年になっても同じで卒業論文なんてひどく、めちゃくちゃ時間かけた割には30ページぐらいしか書けなかった。
よく卒業させてもらえたものだと、この場を借りて当時の担当教官には感謝を述べさせていただきます。ありがとうございます。
青年が中年になってもやっぱり同じで、例えば会社で必ず出さなければいけない週報は何を書いていいのかわからなくて出したことがない。
とくに激しく怒られたこともないから、必ず出さなければいけないわけではないのかもしれない。
でも出せるものなら出したいものなのだけれども、なにせ文章を書くのがへたくそだから、やっぱり出せない。
書いていて気づいたのだけど、なぜうまい文章を書ける人がこんなにいるのか、という疑問はつまり、なぜ僕は文章を書くのがへたくそなのかということだ。
文章を書くことが下手くそなだけじゃなく、御多分に洩れず話をするのもめちゃくちゃへたくそだ。
よく話をしていて、「ちょっと話が脱線してしまいましたが」という人にすごくあこがれる。
しかもその脱線したと言っていた話が、話の最後にはうまい具合に繋がってたりする。
さらに難しい用語とかトレンドワードなんかをちりばめて、「今僕かっこいいこと言ってますよ」感をまったくださないで話せていたりする。
なんて天才的なんだろう。
今こうやって文章を書いていて、やっぱりすごくへたくそだなと思う。
文章も話も技術である程度なんとかなるので、まずは写経をやるんだ。 こいつはイケてるぜ!って奴の会話をパクる。 まるまるパクるんじゃなくて、イケてる部分をうまくパクって、今...
『伝わる・揺さぶる!文章を書く(PHP新書) 2001/11/1 山田 ズーニー』 自分も文章苦手さんだったが、これ↑読んで「おおぅ」となった。なんか著者の名前がヘンテコだが、進研ゼミで小論文...