2018-06-27

ゲーム脳の恐怖

言葉の力や人の感情をなめてたんだろうな。ただのゲームだと思ってたんだろう。罵倒の先に実際の人間がいるという想像力がない。

ゲーム感覚で「悪いやつ」「馬鹿なやつ」とレッテルを貼り、晒しあげて、さあどうぞ! みんなで楽しく集団リンチ。げらげら嘲笑して楽しめればそれでよし。

「俺たちは論理的に間違ってないから」そんな思い上がった態度。もちろん反撃されるなんて思っていないし、反撃されることはあってはならないと傲慢に開き直ってすらいる。「お前は人の批判を受け入れられないのか」「お前は謝ったら死ぬ病だな」

「俺たちは論理的に間違っていないから、俺たちに反撃するのは間違っている」というスタンス。だから無敵。相手に反撃させず、一方的に蹴っ飛ばし、げらげら笑っている。これはゲームだ。そしてこの狂った世界ではこれが唯一の言論だ。

左寄りとされるはてなでなぜかこの残虐な集団リンチゲームはずっと支持されてきた。まるでこれが公平な「知の戦い」であるかのように集団リンチ肯定し続けた。「俺のは正しい批判だよ」

相手人格尊重しようという気も最初からない。対等な立場に立って真摯言葉をやりとりしようという気もなく、いか相手を見下すか、馬鹿にするか、みんなで指差してげらげら笑ってやるか、そういった幼稚な価値観しか持たないネットウォッチャーたちがずっとはてなに居座って強い影響力を持ってきた。

罵倒嘲笑が基本の世界になってしまって、相手人間として尊重するようなまともな人も少なくなってしまった。いかに素早くマウントを取るか。自分の方が上だぞと言い張るか。そういう世界になってしまった。

ここに倫理はない。他者に対する思いやりも配慮も何もない。良識良心もない。相手はただの「情報」にすぎない。これはゲームだ。そして言論だ。他人馬鹿にするのは楽しい。これは言論だ。

オタク人間音痴だ。人間がわかっていない。人間音痴オタクインテリになってしまった結果、狂ったゲーム脳が出来上がった。「俺は論理的に正しい」そうかもしれない。きみはゲーム覇者かもしれない。

だけど、きみはわかっていない。この世はゲームではないということを。

そして現実が襲いかかってきた。

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