黒い噂でましたでしょ。この次に出てくる話何かって言うと、スポーツ賭博と八百長問題です。
スポーツ賭博なんてものは、目の前に試合さえあれば何にでも賭けが成立します。
何も試合の勝敗だけが賭けの対象になるわけではなくて、例えば得点数、ヒット数、本塁打の数、奪三振数とかでも賭けの対象にできてしまいます。
勝敗に絡む八百長だと選手も本人の業績やチームへの罪悪感が関わってくるのでやりづらくなるんですが、そうじゃない要素だと、別に誰にも迷惑かけてないからいいかなってことになってきます。
ここがやばいんです。
誰にも知られずに、本人も罪悪感がないから発覚がとても難しいんです。
スポーツ賭博は、主に反社会勢力の人間が一般人を巻き込んで行われます。
あんまり頭が良くないのに大金持ってしまった一般人から巻き上げるのが目的です。
最初は予想通りにことが運んで楽しい思いをさせておいて、動く金額が大きくなってきたらとたんにケツの毛までむしり取るやり方です。
そういうときに特定のゲームを想いのままに操れるとしたらどうでしょう。
そんな都合のいいことはありませんね。
さて、ここでたとえ話をします。
ある試合局面(例えば前半まで)のファール数が賭けの対象になっていたとしたらどうでしょう。
とある人物からコーチに指示が入ります。「あと3つ欲しい」と。
「おい。お前。活躍を認めてほしいなら最低あと3回はタックル取ってこい。」そう告げるわけです。
かくして試合は突如大荒れの結果に。
そうして胴元はこういいます。
「アメフトは荒いスポーツですから。まさかの結果になっても致し方ありませんなぁ。」
選手たちは何も知らないままに、まさか八百長の一端を担わされていただなんて考えるはずもありません。
賭けの白熱する試合も少なくないことでしょう。