明確な解答みたいなもんを提示しないタイプの作品なので、人々は勝手に感じたことを勝手に感じればいいと思う
映像と演出がすごくて音がとてもすごいっていうのは全員の共通認識でいいと思う
ストーリーについて、というかのぞみはお前何を考えて何をしとんねんという点についてですが
みぞれが好きでみぞれのオーボエが好きなので、みぞれを突き放すことによってみぞれの自分からの独立を促した(リズをやった)のだと思った
みぞれが好き、というのは、みぞれがダブルリードの後輩と打ち解けてたのを見てすごい微妙な表情をしてたことから
ただの鈍感糞ポニテではないと感じたし、依存されて嬉しいタイプの結構危ないやつであるとすら感じた
リズをやったという点について、
ぱっと見のぞみなんもしてない、最後に「青い鳥は自分じゃなくてみぞれ」だと気づいただけ、に見えるのにみぞれ勝手に飛んでってんじゃん、というのが結末として気持ち悪く感じられるところだと思う
でも、やっています
「飛んでった青い鳥、また戻ってくればいいのに」みたいな台詞はやっていないと出てこないです
自分のやっていきが功を奏したってことは、みぞれは飛んでっちゃうので
もう一押しだと感じたのぞみは、理科室で最後の一芝居を打ちます
このやりとりでみぞれはもう大丈夫だと察し、リズ役から降り、リズ役から解放されたのぞみはみぞれを抱き返します
「ずっと手加減してたんだね」の突き放しが芝居であることのネタバラシは、直後の「あんまり覚えてないんだよ〜」を引くほどバッチリ覚えていたことがそれです
のぞみは嘘つきです しかも全部が嘘ってわけじゃないので、神から目線の観客にも何を考えてんのか全然わかりません
いつからやってたんですかね
先述のなつきとの会話の時点ではもうやっています
つまりみぞれのハグを拒否する時点ではもうバリバリやっています
バリバリやっている時の表情がアレです
劇中であの表情を初めてしたのは、多分音大のパンフを見てからのやりとりです
そんな感じです