2018-04-28

そもそも川上量生氏は海賊版関係無くネット規制推進派という話

ブロッキングについて

海賊版サイト対策案として、法整備を伴わない緊急避難ブロッキングを行うべきか否か。

このことに関して、カドカワ株式会社代表取締役社長川上量生氏が「緊急避難ブロッキング」の積極的支持を表明したことが物議を醸している。

出版社社長として」超法規ブロッキング策に賛成するのは当然の発言かもしれない。

ところで、ネット規制に関する発言は「海賊版問題に限った発言なのだろうか。

ドワンゴ川上会長「中国のようにネット言論は国で規制すべし」

川上量生「中国のネット管理政策は正しい」

上記記事を読めば分かるが、川上氏は経済的自由権精神的自由権のどちらの点においても、国家ネット規制すべきであるという考えを持っているのである

ちなみにこれら以外にも腐るほど記事は出てくるのでもし興味があればネット検索してみるといい。

僕はこれまで、何度か「中国は正しい」と発言して炎上してきたが、これは倫理的に正しいとか、政策を支持するとかではなく、国家として非常に合理的な行動だと言っているのだ。

https://toyokeizai.net/articles/-/185263

何度炎上しようとも「国家ネット規制すべき」論を繰り返す川上氏。この主張に関してはとても強い思い入れがあるのだろう。

また、同様に「自分は『国家による規制が良いこと』だと言っているんじゃない。国家ネット規制したがるのは当然だということを言っているんだ」という意見も付け加えることが多い。

……しか川上氏は本当に「国家による規制という行為のもの肯定しているわけではない」のだろうか?

もちろんカドカワ社長として海賊版対策積極的に進める姿勢は分からなくもない。

しかし今回のブロッキング政策に関する川上氏の意見は、社長立場からというよりも「国家情報を統制すべき」という個人的主義主張の延長であるように思えてならないのである

そういえば川上氏は、つい最近「情報公開で国が滅ぶ理由」なんて記事も書いていたような……。

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