逮捕された警察官は「同僚に罵倒されたから拳銃で撃った」と供述しているらしい。
殺人を正当化することは絶対に出来ないけど、表題の通り、口は災いのもとのことわざの通りの事件になってしまった。
近年、世間ではパワハラは良くないという風潮は出来上がっている。
上司が反論できない部下に対して、罵ることもパワハラとされるわけだから、相手と面と向かって罵倒することもパワハラになるわけだ。
今回の事件で銃殺された被害者は、同僚を罵倒した代償を、自分の命で支払ったことになる。
言葉による攻撃も、物理的な暴力と同等なのだということを、改めて再確認されられる事件だった。
そもそも、刑事訴訟法の中には「脅迫罪」「強要罪」という罪状もあり、言葉による脅しも立派な暴力に含まれるのだ。
平日昼間にテレビでやっている国会中継を見ていても、野党議員が与党議員に対して言葉の暴力ギリギリのラインで追及しているのを見ていると、与党議員びいきではないにしても、やりすぎではないかと思うことがある。
そのうち、国会内でも事件が起こる気がする(実際に、2年前の安保法案の可決時に野党議員が与党議員への暴力行為が発覚したけど)。