社員数30人に満たない吹けば飛ぶような弱小SIerから、そこそこ大きな規模のSIerに転職した。
転職前は弱小SIerで、孫請けという立場もあり、最底辺レベルの作業員だった。
圧倒的にエクセルを触ってる時間が長かった。スキルも何も要らない、身につかない人足仕事だ。
おまけに中小SIerの宿命として、人格に難のある人も多かった。
コミュニケーションが苦手ぐらいならマシで、攻撃的で新人を潰して追い出すことに生きがいを感じているクソみたいな人間もいた。
前職の会社は付き合いのある中堅SIerの実質的孫請け会社として、お上の方々がやりたがらない仕事を都合よく押し付けられる存在となっていた。
当時、自社の上司は、何事も素直に、勉強の気持ちで取り組まなければならないと言っていたが、
転職した今から思うのは、それは正しいが、半分しか正しくないということだ。
確かにどんな仕事からも学ぶことはあるが、今となってはスライムを倒しても経験値は入るぐらいの意味にしか感じない。
効率良く経験とスキルを詰める仕事もあれば、そうではない仕事もあるのだ。
今の会社では、確かにSIerという立場上、やれることに制限はあるにしろ、前職の1年よりは今の1ヶ月の方が遥かに成長している実感がある。
何よりもプログラムを書き、仕様に対して(前例踏襲という絶対原則はあるにしろ)提案をすることができる。前職ではありえない。
歩く痴漢 一生外に出るな