まず、セクハラやパワハラは断じてやってはいけない行為で、それらを撲滅させようという動きには大賛成です。
さて、なにやら異常にこじれてしまっているように思えるはあちゅう界隈ですが、理由は簡単なので説明します。
「はあちゅうさんがセクハラ・パワハラをK氏から受けていた」ということが事実であるとしましょう。
その事実に関して、セクハラ・パワハラを撲滅したい人たち、つまりMeToo運動からは当初賛同されます。
MeToo運動の目的は、「各個人の尊厳を大切にし、性差や利害関係によって立場の弱い人たちが不利益を受けることを無くしたい」ということでしょう。
一方で、はあちゅうさんがセクハラ・パワハラを受けていたことは事実として、はあちゅうさん本人がおそらく考えたことは「私が不快だったので、不快だと表明したい。さらに言えば、私を不快にさせた人に復讐したい」ということだったと思います。
つまり、はあちゅうさんの目的は端的に言って動物的で、MeToo運動のような理念をもっていないにもかかわらず、MeToo運動の旗振り役を安易にやってしまったことになります。
以降はみなさんのご存知の通りですが、はあちゅうさんは快・不快を行動原理に生きている動物ですので、他者の尊厳など一切考えていません。
セクハラ・パワハラを世界から撲滅させたいとも思っておらず、「私が受けたセクハラ・パワハラが不快だったので、私は不快になりたくない」だけで「他人のセクハラ・パワハラ」になど関心はないのです。
なので童貞いじりも最後の最後まで本人は何が悪かったのか理解不能でしょうし、「いろんな人から批判されて不快だった」以上の感想を持っていないのだと思います。
まとめると、はあちゅうさんが炎上した理由は明快で、「(私も経験した)セクハラ・パワハラを(私以外の人々も含む社会から)なくそう」という理念が全く不在で、「私が受けたセクハラ・パワハラが不快だった」以上の意味をセクハラ・パワハラに見出せておらず、その結果として「他者に対するセクハラ・パワハラに対する感度が著しく低い=自分の快・不快に関連しないことに興味がない」という態度を示したことにあります。