実家の親が年とったのでときどき手伝いに行ってるんだが、百姓の成れの果てで小さな畑がある。家からはちょっと遠いので親はもう行けないから、たまに行って、草取りぐらいする。
というようなことを書くとずいぶん田舎のようだが、実はこの畑、住宅地の真ん中。住宅地に畑をつくったんでなく、もともと田んぼばっかりだったところがいつの間にか住宅地になって取り残された。資産運用とかうるさいけど、面倒だから放っておいたらそうなった。
今日、その畑に行く前に便所に行って「だいじょうぶ」と思ってたんだが、急にさしこみがきた。山の中の畑だったら迷わずそこでズボンを下ろすのだけれど、まわりは住宅地。向かいには保育園まである。ここでしゃがむわけにはいかない。中途半端な住宅地なので、コンビニとかもない。
最終的に納屋の中でどうにかしようと決断したときにはもう手遅れ。増田らしく漏らしてしまった。
この納屋、畳1畳分ぐらいしかないところに耕運機とかその他の農具や資材がつめ込まれていて、そもそも身体を入れることすらままならない。それでもそこに無理やりねじ込むとアクロバットのような姿勢で用を足した。
納屋の床は土のままなので、シャベルですくって外の畑の肥料に埋めた。
そこから、またアクロバットのような姿勢で、汚れをどうにかして、汚れたパンツを水道で洗って柿の木に干したところで、遠縁の親戚だかなんだか知らないけど、地元のあんちゃんがきた。