90年代から00年代にかけて、さんざん「巫女」「メイド」を記号的、かつ無意識に消費してきたんだから、陳腐化するのも当然なのだと思う。
「巫女」「メイド」に関心を示した層(あえて「オタク」という表現を避ける)は、何も考えず消費していた。だからこうなる。後述するとおり、これは仕方がないことなのだけれど。
この消費が続くとどうなるか、「巫女」「メイド」を扱う作品がどうなっていくのか。それをあの時代に考えていた者は少なかった。
未来視をせず、まったくただ消費するだけだった。焼き畑農業に近い。
自らの髄脳をただ刺激し、そのニューロンと、「巫女」「メイド」の記号とを焼き切ってしまって、10年代を迎えた。
あの時代に「萌え」という風が吹いていた点が、この問題を助長していると感じる。
「萌え」は思索をある種放擲する営為だ。何も考えず、リラックスして作品やキャラクターに触れる。ストレス社会&大きな「物語」が消えた社会に生まれた、ふわり、とした感覚。
雨後の竹の子のように現れた「メイド喫茶」では、ふわふわのオムライスが尊ばれたという。
これは、脳をふわふわさせて無意識に快楽を得られる「萌え」の具現化として、妙にしっくりきていたと、今更ながら思う。
擦り切れた「巫女」「メイド」へのキャラクター付けをどうするか。あるいは昨今流行している「記号」をどう大切に扱うか。
大衆社会の個人に出来ることは存外少ないのかも知れない。今も「萌え」の風はどこかで吹いていて、無思想的快楽へ私たちを誘っている。
この記号が、数年後どうなるか? 作り手側はどう考えているのか? なんてことをちょっと心の片隅で考えながら、作品に触れるのが、視る側としてインスタントに出来る効果的な姿勢なのかも知れない。
かつてジャンルの定番として君臨していたこの二属性。しかし現在ではその存在を目にする機会はだいぶ減ってしまった。 メイドは金持ちキャラの添え物に成り下がり、よくて名前のあ...
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巫女はおっさんが好きなやつってイメージ なんで流行ってたのかさっぱりわからん
という暴論を思いついた。 神社本庁とか日本会議がめだちすぎて、巫女のイメージが急落していったんでしょ。 そもそもメイドと違って、巫女は日本に今も実在するものだから、...
巫女キャラは東方Projectが完成させてしまったから終わっただけ 博麗霊夢のパチモンは要らないというのが暗黙の共通認識になった
日枝神社の巫女さん強姦事件もじわじわ効いてるんじゃないかと思う 2008年の話で、この後巫女さんを扱った作品が激減した
舞台が剣と魔法の世界だったり、東京の都心部だったりで作中に「神社」が出せないから 「神社の娘」が話に存在しない、神社の娘がいないので巫女衣装を着る子もいない
ナースのことも おもいだして ください
ブコメにあるがアルアル言う中華娘はほぼ絶滅したな。銀魂のおかげでギリギリ存在を認知されてる状態。 綾波型(長門型?)のクールな無口キャラも居なくなったわけじゃないがこれも希...
今の流行りは黒くない黒ギャルだろ 外見の性的魅力が強いけど実は貞節は固い、でも本当は股が緩い、もしくは主人公にだけ股が緩いみたいな
メイドゲーといえばなんだろうなあ ・かわらざきけのいちぞく ・げんむかん ・いきなりはっぴぃべる ・ELYSION ~永遠のサンクチュアリ うーん90年だい後半以降しかしらん自分にとって...
巫女ゲーといえば ・巫女みこナース ・月陽炎
もともと単独で成立するジャンルというよりは、キャラ属性の一つだったものが、人気キャラクターが出たことで一時期スピンオフ的に単独物が出ただけという気がする。もとに戻った...