2017-04-08

いつか爆発する

他人よりも感受性が高い自覚がある。音楽映画共感して涙ぐんでしまうし、他人の苦労話には真摯に聞き入ってしまう。周りのことにいつも気をかけ、不穏な兆候があれば積極的に助けにいく。「頼りやすい。」「甘えやすい。」異性からのそんな評価に心の中でいつもほくそ笑む。同性の友人達も、口では言わないが同じような評価であることは察するに容易い。

疲れる性格だ、もっと鈍感でありたかった。周囲に敏感であることは、常に何かに怯えていることと同じだ。考え込みすぎては勝手に1人で憔悴し、八方美人な振る舞いは時に自分の許容量を超えて破綻する。不安気持ちを誰かに吐露しようと試みるも、そんな都合の良い人間は周囲にはなかなかいない。勇気を出して彼女吐露しても、お決まり肯定言葉が帰ってくるだけだった。なぜだろう。こんなにも周りに尽くしているのに、なぜ自分に尽くしてくれる相手はいないのだろう?なんで俺は満足しないのだろう。何がしたいのだろう。分からないわからない分からんない。考えれば考えるほど、何もわからなくなる。感受性の高さが俺を殺すのか。

22歳の大学生、両親も2人の兄弟も健在、遠距離だが彼女もいる。経済的不自由はない典型的中流層で、大学では適度に遊んで、適度に勉学に励んでいる。就活にもなんの不安もない、充実してるんだろうきっと。

今は風呂上がりに近くの公園で桜を見つめている。綺麗だ

いつか自分が爆発しないこと祈る。

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