※ この投稿はフィクションです。実在の会社・人物等とは一切関係ありません。
会社に属していると、様々な立場の人に出会う。社内の人、取引先、協力会社…業種によって呼び方も異なるとは思うが、俺が主に接するのは仕入先の人。
仕入先の人と接する人は、みんなどのように関わっているのだろう?
邪険にする人も居るかもしれない。優しく接する人も居るかもしれない。
俺の中では、仕入先に自分たちに興味を持ってもらい、取引を始めてもらった歴史がある以上それを安易に壊したくないと思う思いがある。
それが長い・短い、深い・浅い、色々あると思う。
協力してもらえるということは、自分が一人で解決できないような案件に出会ったときに助けてくれるということだ。
本当にありがたいし、過去に何度も助けてもらったことがある。それは自分だけじゃなく、部署の他の人も同様だ。
分かりやすく言えば俺は上司の命令により仕入先との関係を安易に壊してしまった。
要は、仕入先を乗り換えたってことだ。詳細については伏せるが、かなり残酷なやり方で、だ。
正直、その人に対しては憧れや尊敬の念を抱いてもいた。
無理なお願いも聞いてもらっていたし、その技術は凄いものがあった。
その人の姿勢を見て、勉強したいとしたいと真剣に考えていたぐらいだ。
俺は割と縁を大切にしたいと思うタイプの人間だった。これだけの人間がいるこの世界で…なんて、結婚式のスピーチみたいなことを言うつもりはないが、それでも助け、助けられるのがこの世界の常だ。
それを、こんな簡単に縁を壊す人間になってしまうとは、情けないし悲しかった。上司の命令が絶対の会社社会において、俺が半ば保身に走ったような形だ。
前であれば、多少の反発はしたような気がする。抵抗すらなく、ほぼ何のためらいもなかった。
結果、自分の保身に走ったつもりが、自らの心の汚さを露呈し心を壊しかけている。
この感情を誰に話せばいいのかも判らず、あまり匿名ダイアリーに書き殴った形だ。
このぐらいのこと、割と当たり前のように起こっていると思う俺よりも人生経験の深い諸先輩方も多く居るだろうと思う。
どうか好き放題書いて欲しい。その方が気が楽になる。