2017-03-03

曜変天目騒動についてのメモ

誤解されている点

現在でも化学顔料を用いずに同様のもの作成することは可能あくまで「18世紀以降に普及した化学顔料を用いていない」ということのみの裏付け

化学顔料を用いずに曜変、油滴、禾目に近似した構造色を発生させる手法は既に確立済み。長江惣吉氏の手法化学顔料は用いていない(はず)。

あるべきと思うアクション

混乱を招いた責任者

後述する評価可能性を全てすっ飛ばして「国宝級曜変天目」とぶち上げた当該テレビ番組関係者と実物も見ずに「化学顔料を用いた現代の模造品」と決めつけた長江惣吉氏。

当該茶碗の評価可能

1. 化学顔料を用いた近現代作品

2. 化学顔料を用いない近現代作品

3. 化学顔料を用いないが、近現代作品でもなく、宋代建窯のものでもない作品

4. 宋代建窯の作品であるが「曜変」ではない作品

5. 曜変天目と認められる作品

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