映画化されたので再読
知らない人のところへお嫁にいくのが普通、戦争で死んでも普通な世界ってのがやっぱ異常に感じた
でもすずさんのいい意味での能天気さが読んでて唯一の救いだった
これですずさんが鬱屈した人だったらとても何度も読めるもんじゃなかっただろう
確かにどっかのブコメであったとおり、途中明らかに左手で背景が描かれてマジカヨ・・・と思った
映画の話にそれると、PVにあのシーン入れたのはネタバレになるからやめたほうがよかったと思う
原作と同じように日常ものとおもいきやああいうショッキングなのもあるってのがまたいいのに、あのPVはそれをスポイルしちゃってる
片渕須直監督も、ラストあたりがああなることしらずに映画化したいって思ったらしいし、同じように映画ではじめてな人にサプライズをあげたらよかったんじゃないかなもったいないなーって
おざわ ゆき「あとかたの街」 を読んだ後だと、当時の一般市民の「生活感」という意味ではひもじさがあんまり前面に出てこないのが気になったかな
節約レシピみたいなのをやってるとことかはあるけど、現実問題めっちゃひもじかったってのがなかったからちょっとふわふわした童話みたいな感覚がある
またちょっと映画の話にそれるけど上で映画PVのあるシーンは駄目だっつったけど、好きなシーンもある
バイオリンみたいにまな板の上で包丁動かしながら切ったはっぱを鍋におとしてるシーン