そういう気持ちを吐き出したくて、初めて書く。
すごく大好きで、うまくやっていると思っていたのに、ある日、不倫相手から私へメールがきた。
お前の旦那は不倫してる。お前は惨めなやつだよ。これを見ろって、ベッドでいちゃつく女と元夫の写真が添付されていた。
ついでに、女のフェイスブックには、「道ならぬ恋に落ちてしまったわ」、みたいな内容のポエムと、
捨てられたのにガタガタいうあの醜女(私のこと)は本当にみっともない、みたいなことが書かれていた。
悲しかった。辛かった。
でも、元夫が心の底から謝れば許していたと思う。
私の魅力がないせいなのか、どうすればよかったのか、最も信頼していた人に裏切られるなんて私は生きている価値もないのだな、
あいつらを呪い殺せないかな、そんなことばかり一万回以上、毎日考えた。
今でも、その時のことを思い出さない日はない。
ずっと一緒に暮らしていけると思っていたのに、家族だと思っていたのに、ある日突然、さようなら。
例えるなら、親兄弟、友人、信じている人全員から突然、お前なんかいらない。もう二度と会わないと言われて、
それが本当に実行されたてしまったような、恐怖。
心の傷が治ることはない。今でも血を流し続けている。ただ、傷口から目を背けられるようになっただけ。
あいつらは私に指一本触れていないけれども、殺人に等しいことをしたのだ。
たとえ慰謝料という名の僅かばかりの金を払ったとしても、何を償えるというのか。
あいつらはもう私のことなど忘れて楽しく暮らしているのだろう。
たとえ思い出しても、若かりし頃の恋の障害、甘酸っぱい思い出としてしか思い出さないだろう。
そして私は、一人でどうにか生き返ろうと、今もあがいている。
もしかしたら、生き返ることができずに、このまま肉体としても死んでいくのかもしれない。
不倫するやつは一番身近な、自分が守ると誓った相手も平気で捨てる。
欲望を制御することができない。きっと、本当の殺人だって、何かのきっかけがあればやるだろう。
だから、私はテレビや身近で不倫の話題が出た時には、積極的に批判するようにしている。
飲み会で、実は不倫している、みたいな話を誰かがしようものなら、真顔で「最低だね。人間のクズだね。」て臆面もなく言うようにしている。
それで、1人でもこんな思いをする人がいなくなれば幸いだから。