100%悪くないとは言わないが、この件に関してZ君はA君を酷い振り方をした、以上のものではないと僕は考える。
ただ、こっぴどく振られたあとフォローする人がいなかったことが問題ではないだろうか。
記事はA君はZ君と顔を合わせられなくなったという書き方をしており、
アウティングによって他の人にゲイであることがバレたことよりも、
Z君が友人のいるLINEグループでアウティングしたことにショックを受けている。
かと言ってZ君を責める気に僕はなれない。
好きでない相手から好意を抱かれることを不快に感じることは少なからずあり、
友人にその恋愛話をネタとして話すことで自己防衛するというのはよく聞く話である。
そのような話を他の人に黙っているかどうかは本人の判断に委ねられるものだ。
気持ちを伝えるのは自由だが、その後のことも考えなければいけない。
A君はZ君という人物のことを見誤っていた。
LINEグループで軽率にアウティングしてしまうような人物であることを友達付き合いの中で見極めなければならなかった。
A君がZ君という黙ってられないマンのことを好きになってしまった以上、仕方のないことであるように感じる。
ヘテロセクシャルの恋愛においては、こっぴどく振られた多くの場合において、同性の友人が慰めてくれる。
しかし、本件の場合、本来慰めてくれる立場にある友人がZ君同様、一歩引いてしまったように見受けられる。
友人には柔軟な対応をお願いしたいところではあるが、慣れていない以上仕方ないこととも言える。
そんなとき、本来頼りになるべき存在である大学のハラスメント対応室が、あまりに酷い対応をしている。
個人的に本件で責められるべきはここに尽きると考えている。
マイノリティに適切な対応がとれなくて何がハラスメント対応室か。
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「大学の対応をみていると、まるでAくんが『同性愛者であることを気に病んで』自殺したかのようです。
しかし、Aくんは、自分が同性愛者だということは受け入れていました。
同性愛を秘密にしていたのは、同性愛者への差別・偏見がある社会を冷静に見つめていたからです」
「Aくんは、『男が男を好きになるのがおかしいんだからしかたない』といわんばかりの対応に、苦しめられていたのです」
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今回の問題で、はてブにおいてZ君の対応がきつく叩かれている。しかし、ネット総動員で彼を叩くのは本当に正しいのだろうか。
少なくとも僕は彼を責める気にはなれない。
アナルを責めたいA君と、四つん這いになってお尻をつき出すZ君。 A君とZ君と言う呼び名が気になって仕方が無い。